多文化共生を掲げる川口市で7月、トルコ国籍のクルド人同士の殺人未遂事件があり、約100人が絡む騒動へと発展した。交流サイト(SNS)などではクルド人排斥を訴える声が上がり、市民からは不安の声も。「騒動に加担したのは一部のクルド人。これ以上、溝を深めず、乗り越えたい」。市内に暮らすクルド人男性は、地域に溶け込むための「対話」を望む。
■クルド人騒動(上)多文化共生、深まる溝
事件は7月4日夜、同市内の路上で発生した。クルド人の男らによるトラブルを起因とし、複数人が重軽傷を負う殺人未遂事件に。その後、男らが運ばれた近くの病院「川口市立医療センター」周辺に約100人が駆け付ける騒ぎとなり、機動隊員らが出動した。これまでに5人が県警に逮捕されている。
同市によると、同センターではけが人の対応により、同日午後11時半から翌5日午前5時までの間、救急車の要請をやめてもらうよう消防に依頼するなど市民への影響が出たという。
近隣に住む50代女性は「10年近く住んでいるが、このようなことは初めて。今後も同じようなことが起きないか心配」。同センターに通院している70代女性も「こうしたことがあると、体調が急に悪くなった時にどうすればいいのか分からない」と困惑する。
一連の騒動の様子を収めた動画がSNSを中心に拡散されると、X(旧ツイッター)では「国に帰れ」「クルド人は日本にいらない」などと反応する投稿が目立ち、一時「クルド人」がトレンドワード入りした。
「SNSではクルド人全体を非難するような書き込みが多く、申し訳ないという気持ちもあるが、同時に心も痛い」。同市内に15年ほど暮らしている30代のクルド人男性は複雑な胸中を明かす。
男性によると、事件のきっかけはクルド人同士の男女トラブル。同センターに負傷者が搬送されたとの情報を基に多数の親族らが心配になって病院へ駆け付け、結果的に騒ぎになったという。男性は「法律やルールを守らない人が罰を受けたり、非難されるのは当然。日本人でもクルド人でも同じ」とした上で、「迫害を受けて日本に逃れてきたが、クルド人全体を非難するのは差別と感じてしまう人もいる」と話す。
出入国在留管理庁(入管庁)のまとめによると、昨年末時点での同市内の在留外国人数は約4万人で、市区町村別では東京都新宿区に次いで全国で2番目に多い。クルド人のほかにも中国や韓国などの外国人が多く暮らすまちとして知られる。
しかし、今回のような騒動が誤解や偏見を生むケースもある。同市内の50代の日本人女性は「市内の外国籍の人に、日本でのルールを学ばせる機会を増やす必要があるのではないか」と指摘し、男性も「行政が(入管施設への収容を一時的に免れている)仮放免者などを含めて生活実態を把握して、対話する機会を増やしてほしい」と訴えた。
引用元(1):https://www.saitama-np.co.jp/articles/40494/
引用元(2):https://www.saitama-np.co.jp/articles/40495/
地獄はまだこれから
でなければ全体が叩かれるのは当然
難民認定受けたきゃ事件起こすなよ
それもあるし死ぬまで日本人と同等かそれ以上の社会保障の面倒を見なければいけないから
一人認定するだけで毎年ウン百万の費用がかかるというのもあるだろう。